最前列

会社の帰りに三鷹駅南口のデッキでおかしなものをみた。ギターもった若者二人組みがなにやらじゃんじゃか弾きながら歌い上げてて、まぁそういうことはこのデッキではたまに見かけるから珍しくもなんともないのだけど、今日はわりと遠くからでも「やややっずいぶん聴衆がいるぞ」てな感じで、でも聞こえてくる歌は思いっきり下手くそで公衆の面前でご披露するのはちょっと問題があるのではというひどいレベル。通り道だったので近づいてみると、二人組と対面するように15、6人程度の人たちが立ち止まって聞いている(三鷹駅前にしては多い)。そして、さらに近づくと、うわぁびっくり。ギター弾いてる彼らの足元に女子7人が横一列で体育座り。うっとりって顔で手拍子したりして。ものすごく近いから、若者のどちらかが足を振り上げたら女子の鼻の頭を蹴っちゃう距離。最前列っちゃぁ最前列なんだけどさ、別に小さなライブハウスでもあるまいに、もうちょっと離れたほうがいいのでは。これはいったいなんなのでしょう。歩きながら考えて「あの歌の下手さ加減と女子のうっとり加減から推理すると、奴らは学校のアイドル男子とそのおっかけ(?)女子生徒」と結論。そう考えてもまだ異様な感じではあるが。

ここ最近はふかふか毛糸でマフラーを編んだり、唐突に「カラマーゾフの兄弟」にチャレンジしたりの日々。