ショートステイ

介護保険用語で言うところの「短期入所生活介護」もしくは「短期入所療養介護」。今日は、先日ショートステイ初挑戦の男性宅に行ってきた。ご本人とお嫁さんと面談。ご本人いわく「天ぷらに大根おろしがついていないとはけしからん。自分のところだけ忘れたのかと思い職員にたずねたら、元々つけていないと。近頃の若いもんはこれだからいかん」「部屋は2人部屋でなかなか居心地はよかった。ただ、館内の案内しおりが無いのが解せない。宿泊するときには、まず最初に非常口や避難経路を確認するのが常識だろうに」
笑っちゃいけないと思いまじめに聞きました。はい。別にまちがったことはおっしゃってません。ただ、ショートステイを利用するような状態の方たちが万一何かあったときに自分で避難するということはあまり考えにくい、普通はよくても杖歩行か壁のつたい歩き程度のADLだから。ところがこの方は、一人でバスに乗ってお出かけしちゃうくらい足は健康なのだ。介護度がついてるのは痴呆症状があるため。でも、時としてとてもしっかりとご自分の考えを述べられる(上記のように)。
ショートの職員さん、さぞたいへんだったでしょう。でも、ご本人は来月の利用も受け入れてくれたし、何よりお嫁さんが「お父さんが留守の間、初めて泊りがけで温泉にいけた」と喜んでくれた。温泉がうれしかったというより、自分で時間をコントロールできたのがうれしかったんだろうなぁ。まぁ、このまま今のケアプランを継続で様子を見ていきましょう。